インタビュー記事「シルクで頑張る人」のVol.4を公開しました。
今回はきぬのふるさと岡谷絹工房の代表 小山町子 様です。
ぜひご覧ください!
現在岡谷蚕糸博物館では、企画展「岡谷旅行案内~鳥瞰図で巡る糸都岡谷~」を開催しております。
本企画展の一番の目玉展示品は「岡谷市鳥瞰図」(昭和11年 吉田初三郎作)です。
原画の「岡谷市鳥瞰図」は縦0.9m×横3.6mと、とても大きい作品です。
昭和11年、平野村が岡谷市となったことを記念し、描かれたものであり、実際には手のひらサイズの鳥瞰図パンフレットとして作成されました。
この鳥瞰図の特徴は何といっても、天竜川から諏訪湖沿いにかけてズラッと並ぶ製糸工場群です。昭和11年当時の岡谷の製糸業の勢いを感じ取れるのではないでしょうか。
しかし昭和11年の岡谷市は、世界恐慌の影響を受け大不況のさなかでした。そのような状況の中で誕生した岡谷市について、当時の今井梧楼市長は「平野村昭和5年の53,874人が、41,333人に減ってしまい工場も減ってしまいました。人心を新しくするため、新しく生まれ変わるためにも市制を施行したのです」と話しています。
暗い時代にあっても、時代の流れに負けず、市民一丸となって頑張ろうという意気込みによって誕生した当時の岡谷市民の賑わいを感じていただける展示となっております。
その他にも、市制施行年に限らず、岡谷市というまちがどのようなまちであるのか、「製糸業」「商業」「スポ―ツ」と様々なテーマで展示をしております。
岡谷市の新たな魅力を発見できる展示となっております。
ぜひ岡谷蚕糸博物館へお越しください。
※本企画展は12月20日(火)までとなっております。
岡谷市が実施している「岡谷シルク推進事業」
秋の養蚕体験事業が無事、終了いたしました。
養蚕や機織りが体験できる「岡谷ならでは」の体験事業です!
秋の養蚕体験では、市内外から13名にご参加いただきました。
●9月10日.11日 養蚕現場体験
養蚕現場に向かう前に、岡谷蚕糸博物館の髙林館長の講習を実施しました。
実際にお蚕様に触れていただく前に、お蚕様の生態や、シルクの特徴。シルク製品ができるまでにはどのような工程を踏むか。
参加者の皆様に1時間程度学んでいただきました。
講習会の後、岡谷市内で唯一の養蚕農家である「三沢区民農園」様を訪れ、4万頭のお蚕様に会いに行きました。
写真や動画でお蚕様を見る機会はあっても、たくさんのお蚕様を見ることができるのは、かつて製糸業で栄えた岡谷ならでは。
三沢区民農園の蚕室(お蚕様を育てる部屋、建物)では、お蚕様、桑のにおいや、お蚕様が桑を食べる音を体験していただきました。
ちなみに、お蚕様が桑の葉を食べる時に出る音は、まるで雨のよう…。
その音のことを「蚕時雨(こしぐれ)」と言うんです。素敵な名前ですね。
また、お蚕様に与える桑を育てている「桑園」も訪れ、4万頭のお蚕様を育てるのに、大量の桑が必要であることを肌で感じていただきました。
●10月2日 織り体験
市内の岡谷絹工房様で、コースター織り体験を実施しました。
約10㎝四方のコースターを作成し、糸の一部には岡谷産(三沢区民農園産)の糸を含ませて機織り(はたおり)を体験。
ご用意した糸から、好きな色を選んでいただき、機織り開始!
30分ほどで作業は終了しました。皆様、お上手でした!
養蚕現場を体験されている皆さまでしたので、より思い出深いオリジナルコースターとなりました。
養蚕の時期に合わせて、春と秋に実施した「岡谷シルク推進事業 養蚕体験事業」ですが、来年の養蚕の時期にも、実施予定です。
お蚕様、シルク製品にご興味ある方は、ぜひご参加ください。
第一弾「岡谷シルク認証製品」が9月22日の岡谷シルクブランド協議会にて認定されました。
「岡谷シルク認証製品」とは、岡谷ならではの価値を認証する「岡谷シルクブランド認証制度」に基づき認証された製品です。
岡谷シルク認証製品 一覧 はこちらから。
9月22日の協議会では、31件の製品が認証されました。
認証された製品につきましては、展示会への出品や、HP掲載等でPRの支援をしてまいります。
これからも「岡谷シルク」をよろしく願いいたします。
秋も実施します!養蚕体験!
前回は養蚕現場体験と合わせて染め体験を行いましたが、今回は織り体験(コースター)です。
養蚕現場体験を行う三沢区民農園の糸を用いて、機織り(はたおり)を行います。
皆様のご参加お待ちしております。
・募集人数:10名程度
※養蚕現場体験と織り体験の両日参加できる方が対象です。
・参加費:1,000円(保険料、飲み物代等)
●養蚕現場体験について(9月10日(土)or 9月11日(日))
養蚕現場(三沢区民農園)にて飼育している4万頭のお蚕様に与える桑の調達や、桑やりを行います。
※10日は養蚕現場体験の前に、蚕糸博物館館長の講習会がございます。10日がおススメです!
●織り体験について(10月2日(日))
養蚕現場体験を行う三沢区民農園産の糸を用いて、コースター織り体験を行います。
●募集方法
体験をご希望の方は、岡谷蚕糸博物館へ。
メール、ファックス、電話。いずれでも可能です。
・お名前、お電話番号、生年月日、養蚕現場体験の希望日(9月10日or9月11日)、織り体験日の希望時間(午前の部or午後の部)
をご連絡ください。
詳細や注意点等につきましては、概要をご覧ください。
↓
養蚕体験概要
岡谷市ブランド推進室(岡谷蚕糸博物館)
Tel : 0266-23-3489
Fax : 0266-22-3675
Mail :brand@city.okaya.lg.jp
【日時】 令和4年10月23日(日) 9:30~12:30(雨天中止)
※雨天中止の場合は10月22日(土)17:00までにご連絡いたします。
【募集人数】 10名程度(15名まで) ※先着順
【参加料】 無料
【 講師】 岡谷近代化産業遺産を伝える会 会長 宮坂春夫 氏 岡谷蚕糸博物館 館長 髙林千幸
【申込方法】 e-mailにて9/5(月)~受付(ブランド推進室: brand@city.okaya.lg.jp)
【申込内容】 氏名 住所 生年月日 連絡先電話番号 希望コース
【行程】(予定)
⓵岡谷蚕糸博物館(見学)
⓶新増澤工業(外観)
⓷加茂町一丁目(鳥一道向)石造物
⓸小井川賀茂神社境内 馬鳴菩薩
⓹旧山上宮坂製糸所
⓺吉田館 ねずみ堂
⓻岡谷蚕糸博物館(解散)
【日時】 令和4年11月6日(日) 10:00~13:00(雨天中止)
※雨天中止の場合は11月5日(土)17:00までにご連絡いたします。
【募集人数】 10名 ※先着順
【参加料】 無料(こちらのコースは飲食が伴い実費負担となります。)『※別途飲食代 1,000円 (喫茶さんとこ:岡谷シルクまちあるきセット(飲物+お菓子)』
【講師】 サイト㈱ 社長 浜一平 氏 岡谷近代化産業遺産を伝える会 会長 宮坂春夫 氏
【申込方法】 長野県外の方優先 e-mailにて9/5(月)~受付(ブランド推進室: brand@city.okaya.lg.jp)
【申込内容】 氏名 住所 生年月日 連絡先電話番号 希望コース
【 行程】(予定)
⓵岡谷駅(岡谷市観光案内所前)
⓶旧林家住宅
⓷中央通り+カフェ(実費)
⓸蚕霊供養塔(照光寺)外観
⓹丸十繭倉庫(セラーレコーズ)
⓺旧山一林組製糸事務所
⓻岡谷駅
画像は昨年のまちあるき東回廊の写真です。
岡谷市では、シルク岡谷の歴史、文化、自然、産業など岡谷ならではの地域資源に触れ、岡谷シルクをテーマとした作品を制作するクリエイターの方を募集します。
作品の制作にあたっては、岡谷市と制作者との間で作品制作に係る業務委託契約を取り交わしていただきます。委託料の上限は30万円とし、原則、事業完了後に支払うものとします。
※ 対象となる経費については募集要項をご覧ください。
❏ 応募資格
① 現在、アーティスト活動など芸術表現に関わる活動を行っている18歳以上の個人またはグループであること
② 事業目的を理解したうえで、岡谷市に7日間以上滞在し、作品の制作ができること
※ 滞在拠点などはありませんので、宿泊する場合は市内宿泊施設をご利用ください。
③ 滞在中に岡谷蚕糸博物館を見学し、岡谷シルクの文化や歴史について知見を得ること
④ 健康状態が良好であり、岡谷市より要請があった場合は健康状態等について報告できること
⑤ SNSなどにより、制作活動に関する内容もしくは岡谷市に滞在した感想などについて発信できること
⑥ 本事業を通じて制作した作品を、岡谷市の魅力発信素材として、岡谷蚕糸博物館展示室ほか、岡谷市が指定する展示エリアに作品を展示すること
⑦ 居住する市区町村に納付すべき税の滞納がないこと
⑧ 本人または親族に岡谷市暴力団排除条例(平成24年岡谷市条例第16号)第2条第2号に規定する暴力団員がいないこと。
❏ 応募期間 2022年8月4日(木)~ 2022年8月17日(水)
※ 応募状況、予算の状況により追加募集することがあります。
❏ 実施期間 2022年8月22日(月)~ 2023年2月28日(火)
❏ 応募方法
下記の申請書類に必要事項を記入してご提出ください。提出は郵送もしくはE-mailにて受け付けます。
① 申請書類
事業計画書(様式1)
見積書(任意様式)
② 応募宛先
394-0021 長野県岡谷市郷田1-4-8
岡谷市役所 ブランド推進室(岡谷蚕糸博物館内)
E-mail:brand@city.okaya.lg.jp
※ 電子メールで申請し、申請後3日以内に受領のメールが届かない場合には、お手数ですが、下記問い合わせ先に確認の連絡をしてください。
このほか詳細については、下記の募集要項をご覧ください。
岡谷のシルク文化を通じて、アート作品を制作してみたいという意欲のある方のご応募お待ちしています!
❏問い合せ先
岡谷市役所 ブランド推進室(岡谷蚕糸博物館内)
担当 石井・堀向
TEL:0266-23-3489 FAX 0266-22-3675
E-mail:brand@city.okaya.lg.jp
長野県岡谷市は、諏訪湖と八ヶ岳を望む雄大な自然環境を楽しめる風光明媚な都市です。
また、製糸業で日本の近代化に大きく貢献したことで知られ、市内には岡谷蚕糸博物館をはじめとした文化施設、諏訪湖畔公園などの観光名所があります。
100%シルク機織り・染め体験に参加してみませんか。令和4年度前期分は、大好評で現在開催中です!(前期分予約終了)
体験場所は、国の登録有形文化財である旧山一林組製糸事務所(大正10年建築)。歴史を感じられる趣ある雰囲気の中で、機織り、草木染体験による非日常的な時間をご提供します。
〇体験場所
「きぬのふるさと岡谷絹工房」
岡谷市中央町1-13-17 旧山一林組製糸事務所内
※岡谷駅から徒歩9分、無料駐車場あり
〇ワークショップ内容
①シルクストール機織り体験(昼食込み)
実施日:10/8(土) 11/26(土)
②草木染体験(昼食込み)
実施日:9/17(土) 10/9(日)
③半幅帯機織り体験(昼食込み)
開始日:9/3(土)~ 11/5(土)~ 1/14(土)~
〇募集期間
令和4年8月1日(月)~令和4年8月21日(日)
・応募多数の場合には、長野県外の方を優先させていただく場合がございます。
・応募状況により、参加経験がない方を優先させていただく場合がございます。
〇申込み方法 受付e-mail brand@city.okaya.lg.jp
〇記入内容
①〒 住所 ②氏名 ③生年月日 ④連絡先電話番号 ⑤体験内容 ⑥体験希望日(第一希望・第二希望)
〇体験決定の有無
メール(brand@city.okaya.lg.jp)にて令和4年8月22日(月)までにでご連絡さしあげます。
〇キャンセルについて
キャンセルは体験日の5日前までご連絡ください。
連絡先 0266-23-3489岡谷蚕糸博物館 (休館日:水曜日 時間9:00~17:00)
〇支払い方法
指定銀行にご入金ください。 納付期限 令和4年8月31日(水)
※体験決定者の方に決定通知とともにお知らせいたします。
〇参加条件
岡谷シルクのInstagramもしくはFacebookのフォロワー
実施日:10/8(土) 11/26(土)
内 容:草木染生糸 160㎝
体験料:10,000円(税込み)
体験時間:9:45~15:30
定 員:4名(各日2名)
〇スケジュール
※早くストールが織りあがった方は退席可能です。
〇体験内容
草木染めシルクストール 160㎝
サイズ: 織巾 30cm / 長さ 160cm+ふさ10cm×2=180cm
・経糸1:①ロービング(よもぎ 銅媒染)/ ②168d(桑 アルミ媒染
・経糸2:①ロービング(びわ アルミ媒染)/②168d(桑 鉄媒染 )
・経糸3:①ロービング(ハルジオン アルミ媒染)/②168d(桑 アルミ媒染)
・緯糸(よこいと)スラブ(シャトル使用) / 並太(板杼使用)
実施日:9/17(土) 10/9(日)
内 容:草木染シルクストール 幅33㎝ 長さ130㎝
体験料:5,000円(税込み)
体験時間:10:30~14:30
定 員:10名(各日5名)
〇スケジュール
〇 体験内容
草木染めストール 幅 33cm 長さ 130cm
9月 イチイ
10月 桑
※染料は天候等の状況で変更になる場合がございます。
〇持ち物 エプロン、染色してもよい服装、飲み物、(暖かい支度: ※季節・天候により必要)
開始日:9/3(土)~ 11/5(土)~ 1/14(金)~
期間中の2か月間フリーパス制度 火・土・日のみ
内 容:半幅帯機織り 幅15㎝ 長さ4m
体験料:40,000円(税込み)
体験時間:9:30~16:00
定 員:3名(各日1名)
〇スケジュール ※初日は下記スケジュール
〇持ち物 飲み物、暖かい支度(季節・天候により必要)
半幅帯イメージ図
現在、岡谷蚕糸博物館正面入り口にオール岡谷産のシルクドレスを展示しています。
ドレスの生地に、三沢区民農園でとれた繭から宮坂製糸所が繰糸した生糸を使用した希少価値の高いオール岡谷産シルクの製品です。
ドレスを製作してくださったのは、諏訪実業高等学校服飾科3名の生徒さん。
自らデザインを考え、試行錯誤のうえ完成させたドレスだそうです。
シルクドレスの製作は初めてというお話でしたが、ラインも美しく、完成度の高い作品となっています。
展示は9月末までの予定です。
来館された際にはぜひお近くでご覧になって、岡谷シルクの素材感を合わせて
感じていただければと思います。