岡谷蚕糸博物館企画展『信州の作家展 Part3 小岩井紬工房 伝統を繋ぐ 紡ぐ 織る』展が始まりました。

岡谷蚕糸博物館企画展『信州の作家展 Part3 小岩井紬工房 伝統を繋ぐ 紡ぐ 織る』が本日より始まりました。
小岩井紬工房は上田紬を代表する工房で、三代目の小岩井カリナさん・良馬さん姉弟がそれぞれの特色を活かした手織り作品を生み出しています。

虹を織るかのように色彩を自在に操るカリナさん。

伝統を受け継ぎながら、りんご染めなど信州の地域性を活かした染織を求める良馬さん。

創業以来変わらぬ手織りで上田紬を織り続けるお二人の作品は、色彩とデザインに華やかさがあり、伝統の枠を超えた魅力があります。

小岩井紬工房の世界をぜひご堪能ください。

岡谷蚕糸博物館企画展
『信州の作家展 Part3 小岩井紬工房 伝統を繋ぐ 紡ぐ 織る』
■会期:2021年11月18日(木)~2022年2月13日(日)

※会期中はギャラリートークやワークショップも予定しています。

詳しくは、岡谷蚕糸博物館公式サイトをご覧ください。

消印の中に「お蚕さま」と「生糸」が登場! 岡谷郵便局の風景印がリニューアル

岡谷市の岡谷郵便局が、日本郵政グループ150周年を迎えたことを記念して、11月1日から「風景印(風景入通信日付印)」のデザインを33年ぶりにリニューアルしました。

 

風景印(ふうけいいん)とは、その地域の名所や特産物などを描いた消印のことで、全国各地の郵便局がそれぞれ特色ある風景印を開発して使用しています。

新しいデザインには、天竜川の源泉の釜口水門から望む八ヶ岳、市花のツツジ、そしてカイコと桑の葉、繭、生糸があしらわれています。限られた消印サイズの中によくぞ入れ込んでいただきました!

岡谷は明治から昭和にかけて輸出生糸生産量で世界一を誇り、欧米から「SILK OKAYA」、国内では「糸都(しと)岡谷」と呼ばれたシルクのまち。今回、風景印にはめずらしい「SILK OKAYA」という文字も組み込まれています。

製糸業で栄えた歴史と文化を継承している岡谷では、カイコを「お蚕さま」と呼んで大切に敬っています。岡谷郵便局青木修一局長は新しい風景印にこの「お蚕さま」をぜひ組み込みたいと考え、自ら岡谷蚕糸博物館の髙林千幸館長を訪ね、本物のカイコを観察し、眼状紋(がんじょうもん)、気門(きもん)、尾角(びかく)などカイコの体の構造をできるだけ再現するようにしたそうです。

「地域の魅力発信につなげたい」との思いで、郵便局職員と岡谷市が協力し合って作ったデザイン。カイコや生糸が描かれている風景印は全国的にも非常にめずらしいものとなりました。

風景印は、岡谷郵便局の窓口でお申し出いただくと押印してくれます。郵送での押印依頼にも対応しているそうです。

季節の挨拶状や大切な人へのお手紙に、岡谷の風景を添えてみてはいかがでしょうか。ぜひご利用ください。