ファイバーアーティスト王有慈さん岡谷滞在記

2025年6月〜7月にかけて、ファイバーアーティストの王有慈さんがアート作品制作を目的として岡谷に約3週間滞在されました。作品制作をするかたわら、作品の素材となるシルクを深く知るために、蚕糸博物館にて岡谷と製糸業の歴史を学び、三沢区民農園にて養蚕、宮坂製糸所にて製糸、岡谷絹工房では染織を体験。滞在の集大成として、岡谷美術考古館にて「自然との出会い」をテーマに作品展示が行われました。

今回は、岡谷でのアーティスト・イン・レジデンスを体験された王さんに、これまでの活動や、ここ岡谷のまちでの過ごした感想についてお話を伺いました。

 

作品制作に取り組む王有慈さん

 

素材であるシルクとの出会い

王さんの作品は、シルクファイバーアートという名前の通り、シルクの糸を使った立体的な表現が特徴です。王さんが作品の素材となるシルクに出会ったのは、台湾の大学でファインアートを学んでいたときでした。研究するテーマを考えていたときに、シルクはもっとも古くから人々の生活の中で使われてきている素材であり、その歴史の長さに惹かれて、シルクをテーマとすることに決めたそう。かつて台湾でもシルクは衣服や寝具など、人々の暮らしに多く用いられていましたが、現在ではその文化も養蚕を行うところも少なくなっているといいます。

「天然繊維であるシルクは、生み出すのにも時間がかかる上に、制作工程も複雑であることから、現代の台湾ではシルクの歴史や文化、アートの研究をしている人は少ないです。だからこそ、私がやろうと思いました。」と王さんが語るように、シルクの作品づくりを始めた当初は、シルクの扱い方を教えてくれる先生などが身近にいなかったため、古い文献を探して独学で繭から糸をとる手法を学び始めたそう。最初の頃は適当な繭の茹で時間も温度も分からず、繭から糸がうまく出てこなくてとても苦労をしたといいます。

 

シルクの作品制作を始めた初期の作品『苔』(2020 , 石、絹糸)

 

ところが、大学院時代の東京藝術大学への1年間の留学が、シルクの技術習得と研究を深めることにつながります。東京藝術大学では、シルクに布海苔をつけて、和紙のように立体的な作品を作る手法を教わったり、全国各地の産地でリサーチを行い、効率的に繭から糸を取る方法などを学んでいきました。

 

シルクで表現をすること

「台湾では、お葬式の時、亡くなった人にシルクの服を着せれば、その人の魂は天国に行くことができるという言い伝えがあります。それは、人だけではなく、カイコも同じではないかと私は思いました」と王さんは話します。つまり、人間がシルクの衣を纏うことであの世に行けるように、カイコという生き物も繭というシルクの衣を纏って転生をする。そのシルクを介した二つの生き物の相関関係に、王さんは魅せられたといいます。

「昔からシルクを用いる場面は3つあります。1つは神様と繋がる祭祀の場、2つ目は葬儀、3つ目は葬儀などのセレモニーの装飾として。全ての場に共通するのは、『魂の転生』する場であるということ。このことを最初に知った時、シルクは私が表現をしたいテーマであることに気づきました。」昔の人が行っていた方法で、実際に自分の手で繭から糸を取っていると、最後にサナギ姿のお蚕さまが現れます。このように、生きたものから素材をいただく経験を通じて、昔の人々が、シルクを特別な素材として用いた意味がよく理解され、自らも「命」をテーマにシルクで表現をすることを決めたといいます。

 

作品『葬式服』(2023  ,  絹糸、真綿、金箔)

 

岡谷との出会い

そんな王さんがここ岡谷のまちに出会ったのは、群馬県にある富岡製糸場を訪ねた際に見つけた本がきっかけでした。その本を読み進めていく中で「かつて群馬県からたくさんの糸が横浜に運ばれていたように、長野県の岡谷というまちから横浜にシルクの糸が大量に運ばれていたことを知り、私も横浜と群馬を訪ねた後は、次は絶対に岡谷に行くべきだと思いました。」と王さんはいいます。まさに日本のシルクロードを辿っていくうちに、岡谷のまちに出会った王さん。初めて岡谷に訪れたとき、岡谷蚕糸博物館を訪問して、岡谷のまちでは養蚕が今でも行われていることを知り、アーティスト・イン・レジデンスという形で作品制作をしながら岡谷に滞在することを決めたといいます。

 

三沢区民農園での初めての養蚕体験

今回の滞在期間中、王さんは作品の制作をする傍ら、三沢区民農園にて毎日朝から養蚕の作業に参加していました。4万頭の春蚕を育てている養蚕シーズン真っ盛りの三沢区民農園にて、桑畑で桑の葉を大量に収穫し、お蚕さまに与える作業をする日々。慣れない作業は、さぞかし大変だったのではと思いきや、「本当に楽しかった。もう毎日見るたびにカイコが成長して違って見えるから、毎日でも見に行きたいと思いました。」と王さんは話します。実際に、王さんがお世話をしたお蚕さまの繭の一部は、三沢区民農園のご厚意によって、今回の展示された作品にも生かされています。

 

作品『杼』(2025 , 繭、絹糸、銅線、木) :織機を行き来するシャトルのように、木枝の間を行き来する蚕と、その蚕が生み出す繭とシルクの糸。その蚕やシルクを媒体とした繋がりによって、生まれる岡谷シルク。この作品に使用されている繭と糸は王さんもお世話をした三沢区民農園の春蚕のもの。枝も岡谷絹工房から譲り受けたりんごの枝を使用。

 

「岡谷は自然が綺麗だから、お蚕さまを育てることができる。そして、たくさんの優しい人たちがカイコを育てている様子をみて、すべてはこの綺麗な自然があるから生まれているのだと感じました。」と王さんは語ります。さまざまな側面から岡谷のまちをみて、人々との交流をしていくうちに、今回の作品制作のテーマは、「自然との出会い」に決まったそうです。

 

三沢区民農園にて桑取を行う王さん

 

宮坂製糸所や岡谷絹工房、岡谷蚕糸博物館での出会い

養蚕以外にも、宮坂製糸所では糸とり体験を、岡谷絹工房では染織を体験した王さん。宮坂製糸所で初めて上州式繰糸機を体験して、手足を別々に動かして糸をとることに悪戦苦闘しながらも、繭の煮方や糸とりの方法に新たなヒントをもらったといいます。

 

宮坂製糸所での糸取り体験の様子

 

岡谷絹工房ではりんご染めを体験。冷涼な長野ならではの素材を使った染色を知り、新たな自然の色との出会いに感動したそう。

 

作品『森の遊び』(2025 , 繭、絹糸、林檎の木、樹脂):岡谷絹工房で染色に用いたりんごの枝が作品にも使われています。

 

岡谷蚕糸博物館では、髙林館長とシルクという素材の特性を生かした様々な技術・手法について話をしていく中で、「プレスドシルク」(ワタ状にしたシルクを熱を使ってプレスする手法)という新たな手法にも出会うことができたといいます。さっそく作品づくりにも生かされていました。

 

岡谷蚕糸博物館の髙林館長(写真:左)よりプレスドシルクの手法を学ぶ王さん(写真:右)

 

作品『桑』(2025 , 繭、絹糸、絹本、金絵の具、樹脂):毎日通った桑畑で見た桑の葉が岡谷蚕糸博物館で高林館長から教わった手法を使って表現されています(写真:左)

 

岡谷とシルクについて

今回滞在する中で調査した岡谷のシルク文化を台湾でも伝えていきたい、と語る王さん。実際に岡谷のまちに滞在した感想について聞いてみると、「みんながシルクを通じて繋がっている様子が、見ていて本当に良かった。シルクや養蚕のためにあらゆる人々がこのまちに集まり、協力している感じがしました。シルクのおかげで人と人の距離も近くみえました。」と語ってくれました。王さんの目には、岡谷のまちが「シルクを通じて人と人が繋がるまち」として映ったようです。

 

三沢区民農園での収繭作業の様子(写真中央:王さん)

 

滞在期間の最後には、岡谷美術考古館にて王さんの作品展示会が行われ、ここ岡谷に滞在しながら制作された約10点の作品が新たに発表されました。作品には、王さんが岡谷のまちで過ごした時間や人々との時間が詰まっていました。今回の展示会の様子は、以下の王さんのインスタグラムでも紹介されているので、ぜひご覧ください。

 

主な経歴

台湾出身のファイバー(繊維)アーティスト、王有慈 Wang You -cih。2019年国立台南芸術大学材質創作学系卒、2024年同学応用芸術研究科修士染織専攻卒。2023年には国立東京芸術大学工芸染織専攻の交換留学生として1年間日本滞在し、本の絹糸に関するフィールドワークを行う。シルクを主な研究専攻とし、絹糸と生命の繋がりを探求することを主な創作テーマとする。

Instagram :@silk_cih https://www.instagram.com/silk_cih/?igsh=Mzkyd3VxZjloa25p

 

 

岡谷市では、シルクを通じて、人と人が繋がる機会や学び場の提供を行なっています。岡谷での、シルクを用いたアート作品の制作などのご相談については、以下までお問い合わせください。

【お問い合わせ窓口】
岡谷市役所ブランド推進室(岡谷蚕糸博物館内)
電話:0266-23-3489
E-mail:brand@city.okaya.lg.jp

(書き手:岡谷市地域おこし協力隊 伊東ゆきの、2025年7月)

台湾のアーティスト 王さんの市長訪問

台湾のアーティスト 王有慈さんの市長訪問

 

7月11日金曜日

台湾のアーティスト、王有慈さんが岡谷市での活動を終え、岡谷市長を訪問しました。

 

王さんは、6月から7月にかけての約1か月間岡谷市へ滞在し、養蚕体験等シルクに関する体験を行うとともに

滞在中に繭や糸を使用した作品の制作を行い、岡谷美術考古館での展示を行っていました。

 

今回の訪問では、岡谷市での活動報告、そして岡谷市で自ら制作・展示を行った作品を三点ほど市長へ紹介しました。

 

〈市長訪問の様子〉

 

そして、王さんの岡谷市での活動は、7月12日をもって終了となりました。

滞在期間中、王さんは様々な体験や活動を行い、岡谷市での活動に尽力されていました。

作品を制作しながらの活動はハードなものだったかと思いますが、いつも興味津々で楽しそうに活動する王さんの様子が印象に残っています。

 

またいつか、岡谷市を訪れていただきる日を楽しみにしています。

王さんの活動を、これからも応援しています!

 

 

最後に、王さんの市長訪問の様子がこちらです。

 

■訪問の様子

 

 

■作品を紹介する王さんの様子

 

 

 

インタビュー記事「シルクで頑張る人」Vol.9を公開しました。

インタビュー記事「シルクで頑張る人」Vol.9を公開しました。

今回は、岡谷市地域おこし協力隊OGであり、現在はTINTt株式会社の代表取締役として、

滞在型ワークショップやシルク商品を通じて、岡谷シルクの文化と価値を伝えている、佐々木千玲さんです。

ぜひご覧ください!

佐々木 千玲 Sasaki Chiaki – 岡谷シルク

台湾のアーティスト 王有慈(オウ・ユウ・チー)さんが岡谷で活動しています!

台湾のアーティスト 王有慈(オウ・ユウ・チー)さんについて

 

現在、台湾のファイバー(繊維)アーティストの王有慈さんが岡谷市で活動しています。

2017年から絹糸に興味を抱き、まゆから糸を手作業で取り出すところから作品を制作しています。

 

王さんは、2025年6月13日から2025年7月12日の約一か月間、岡谷市に滞在し

養蚕に関する実地体験を経て、作品制作、そして現在岡谷美術考古館にて作品の展示会を開催しています。

 

三沢区民農園での養蚕体験、宮坂製糸所での糸取り体験、岡谷絹工房での染めの見学など

養蚕にかかわる様々な場所に足を運び、シルクのまち岡谷を体感していました。

 

これらの体験や岡谷のまちの姿から着想を得て、岡谷市での滞在期間中に10点の作品を制作し、

現在、岡谷美術考古館にて作品の展示会を開催しています。

 

詳細は以下の通りです 。

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場所:岡谷美術考古館1F 交流広場

料金:無料(同展のみ)

期間:2025年7月5日(土)~2025年7月10日(木)

時間:10:00~18:00

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ぜひ、お越しください!!

 

 

最後に、こちらが活動の様子です  ↓

 

 

■蚕室での給桑の様子

 

■蚕室での収繭作業の様子

 

■宮坂製糸所での糸取りの様子

 

 

■作品制作の様子

 

 

 

カイコ学習の授業に行ってきました。

 

岡谷蚕糸博物館では、学校と連携しながら「カイコ学習」の機会を提供しています。

「カイコ学習」では、カイコを育てながら、カイコの餌となる桑のこと、カイコの生成する姿や

繭から糸をとって生糸とする過程、そして、この地方で栄えた製糸業について学びます。

こうした学びを通じて、カイコの命をいただいていることを実感する、そんな学習です。

今回は岡谷市立川岸小学校3年生のカイコ学習の様子を見せてもらいました。

 

養蚕・製糸業と関係の深い土地での学びとして

 

川岸小学校は、その昔、製糸工場や養蚕農家が多くあった川岸エリアにあり、

毎年この時期に生徒の皆さんがカイコを自分たちの手で育てながら学ぶ「カイコ学習」が行われています。

学校の正門横には、かの有名な渋沢栄一の言葉「蠶業益國奨學樹人」

(蚕糸業を発展させ国のために役立たせるには学問奨励し人を育てることが大切)と書かれた石碑があり、

この地域が養蚕や製糸業と深い関わりがあったことが伺えます。

 

 

カイコの生態と歴史を知る

 

今回は、その川岸小学校3年生の授業にお邪魔してきました。

岡谷蚕糸博物館の学芸員さんがカイコを持って、学校に着くやいなや「カイコが来たぞー!」と元気な声が。

今日お迎えするのをとても楽しみにしてくれていたようです。

まずは、岡谷蚕糸博物館の学芸員さんからカイコの歴史や成長過程、お世話の方法を学びます。

カイコは7,000年の歴史があると言われていますが、

その人間とカイコがふれあってきた歴史の長さをロープを使って表現をしてみると、

「うわーそんな歴史があるんだ。」と感心する声が上がっていました。

 

 

こどもたちは、これから土日はカイコをお家に持って帰って自分で育てるので、

一生懸命に学芸員さんが教えてくれたカイコの育て方のポイントをノートにとっていきます。

こどもたちのノートには、浮かんだ疑問や仮説もメモしてありました。

これからカイコを育てながらこの疑問や仮説に対して、自分なりに答えを求めていきます。

3年生はちょうど理科の学習が始まる学年ですが、

まさに理科の基本となる「観察・調査・結果」と言った研究の手法を学ぶことができます。

 

 

 

桑を探しながら、身近な地域の自然環境や人を知る

 

学芸員さんによるレクチャーを受けたあと、いざ自分が育てるカイコを受け取ります。

「きゃー可愛い!!」と歓声があちこちから上がっていました。

一人6頭ずつカイコを受けとったあとは、さっそくカイコに桑の葉を与えていきます。

大きな葉はそのままあげても大丈夫かな?小さくちぎってあげた方がいいかな?

葉は表と裏のどっちが食べやすいのかな?

こんなに上に葉っぱ乗っけたらカイコ上がってこれないかな?

濡れた葉っぱを与えたらどうなっちゃうのかな?

博物館の桑は大きくて、とれたてのいい匂いがするね、どうやったらこうなるんだろう?

といざ自分の手で育てるとなると、自分ごとのように思えてくるのか、たくさんの質問が出てきました。

試行錯誤しながらこうして自分の手で育てることで、

生きた知識としてカイコや桑の性質について学んでいくことができます。

例えば、桑の葉を与えるにしても、自分が暮らしている地域のどこに桑の葉が生えているのか、

どこの桑の木だったら農薬が撒かれていないのか、調べることはたくさんあります。

 

 

 

 

 

 

この日、こどもたちからは、

「農薬がついている葉を食べたらカイコが死んじゃうのはわかったけど、

どうやったら農薬がまかれていないか見分けることができるの?」といった質問が出てきました。

先生から「日頃から公園や畑を世話している地域の方々が一番よくわかっているので、

お家に帰ったら地域の人に直接聞いてみてください」と伝えられていました。

カイコに与える桑の葉を探すことで、こどもたちは地域を散策して、

身近にある自然を観察し、地域の方々とも交流を広げていくことができます。

カイコを育てることがきっかけとなり、地域を学ぶ機会に繋げることもできるのが、カイコ学習の面白さの一つです。

川岸小学校のこのクラスでは、このカイコを迎え入れる前の事前準備として、

学校や地域で拾ってきた桑の葉の種類を事前に調べてくれたようです。

教室には採取してきた桑の葉が採取した場所とともに、ポスターとして掲示されていました。

 

 

 

 

 

 

桑の木を探して、地域を歩くともっといろんなことも見えてくるようです。

ある子が自分で書いた絵を見せてくれました(以下写真)。

川岸小学校は天竜川の辺にあり、高尾山など山々に挟まれています。

その間に養蚕エリアが広がり、今でも三沢区民農園の桑畑があることから、

山から川へ流れる水や栄養分によって桑の木とそれを食べるカイコは育てられています。

その様子がこの絵には表現されているようでした。

まさに地域を学ぶ教育の素材としてもカイコ学習は生きているように思えます。

これから育っていく中でこどもたちは広い世界に出ていくことになりますが、

まずは目の前のミクロな世界をよく観察して、それから広い世界を見ることで、

より解像度高く世界を捉えられるようになるのではないでしょうか。

 

 

 

 

人にとってお蚕様がどんな存在なのか、考える

 

これから子どもたちはカイコを育て、カイコが繭になる頃にまた学芸員さんが学校を訪問して、

次はカイコの繭をどうしていくのか、授業をする予定です。

今回の授業の最後に、学芸員さんからこんなお話がありました。

「なぜ『お蚕様』と『お』と『さま』を付けて呼ぶのか理由が分かるかな?

これからカイコを育てながら、どうして人は『お蚕様』と呼びながら育てたのか、

みんなの中でお蚕様がどんな存在になっていったのか、考えてみてくださいね。

その答えを私がまた授業に来た時にぜひ教えてほしいです。」

これからカイコを育てる中でこどもたちが何を感じて、学んでいくのでしょうか。

次回の授業の際にどんな感想がでてくるのか今から楽しみです。

 

 

滞在型ワークショップ 草木染めストールコースが始まりました!

旅する機織り体験

 

6月22日(日)

滞在型ワークショップ草木染めストールコースが始まりました。

この日の参加者は4名。

初めに自己紹介をして、講師の方から絹工房(旧山一林組製糸事務所)の建物や歴史についての説明を聞き、実際に機織りをしている様子も興味深く見入っていました。

 

そして、いよいよ草木染めの体験が始まります。

前期の植物は、信州のりんごの木です。

今回は、ふじ・高徳・アルプス乙女の枝を合わせて煮出したものを使用し、色を付けていきます。

糸の扱い方を教わり、どのような色になるのか想像しながら染めていきます。

 

染めあがった糸は、優しいピンク色に色づきました。

参加者の方々にも、自然の作り出す色合いを楽しんでいただけたようです。

 

次回7月には、この染めた糸を使用してストールを織っていただきます。

 

 

5月25日(日) 野麦峠祭りが開催されました!

野麦峠祭り

5月25日(日)に、松本市奈川で野麦峠祭りが開催されました。

野麦峠祭りは、1983年(昭和58年)5月20日に第1回を開催して以来、毎年5月に開催されている、歴史あるお祭りです。

諏訪の製糸業が盛んだった明治から昭和初期、糸引きに飛騨の少女達が行き交った野麦峠。

古人が歩いた野麦街道の1.3㎞の山越えを、検番さんを先頭に工女や歩荷姿の仮装者と共に歩くお祭りです。

残念ながら、今年は雨天のため野麦街道を歩くことは叶わず、急遽屋内での講演会・展示を行いました。

講演は、奈川の歴史ガイドとして活動されている勝山裕康さん、岡谷蚕糸博物館の高林千幸館長によって行われ、野麦峠の歴史や、製糸工場で働いていた工女さんの仕事や暮らしについてのお話がありました。

雨天にも関わらず、70名近くの参加者が訪れ、とても熱心に勝山さんと館長のお話に耳を傾けていました。

 

岡谷市としては、初めての野麦峠祭りへの参加となりましたが、今後も連携してイベントを行っていく予定です。

 

 

 

岡谷シルクブランド認証製品を募集しています。

岡谷シルクブランド協議会では岡谷シルク認証製品を募集しています。

  • 「岡谷シルクブランド」認証制度とは
    シルクを活かして開発・創出された岡谷ならではの価値(商品・サービス)を認証する制度です。認証された際の特典として①認証マークの使用 ②商品のPR、販売の支援(岡谷シルクの公式ホームページへの商品掲載するほか、イベントやキャンペーン時に商品の出展など)、がございます。
  • 募集期間(9月認証分)
    令和7年4月1日(火)~令和7年7月31日(木)
  • 対象商品
    【第1類型】 オール岡谷産のシルク製品
    ストール・着物等の純粋な絹織物を対象としております。
    【第2類型】 シルク製の衣類、ストール、インテリア等
    【第3類型】 桑や養蚕、製糸工程で抽出される成分等が用いられている製品。桑の根を使用した化粧品、シルクパウダーを使用した食品、蚕のさなぎを飼料にして育てたもの等
    【第4類型】 シルクを活かした、旅行、体験、学習などのサービス
    詳しくは
    【①岡谷シルクブランド認証制度 募集要項
    【②認証マーク取扱い注意点】をご覧ください。

 

《左から第1類型、第2類型、第3類型、第4類型》

  • 申請方法
    岡谷シルクブランド協議会事務局へ、下記の申請書等一式をご提出ください。
    (1) 岡谷シルクブランド認証申請書(様式第1号)
    (2) 申請者概要書(様式第2号)
    (3) 商品・サービス等概要書(様式第3号-1、2)
    (4) サンプル商品
    一品物につきましては商品の類似性の判断のため、2つご提出ください。
    提出先:岡谷シルクブランド協議会 事務局(岡谷蚕糸博物館内 ブランド推進室)

申請書類につきまして

岡谷シルク認証申請書

岡谷シルクブランド認証制度 募集要項

認証マーク取扱い注意点

からダウンロードいただくか、岡谷蚕糸博物館にお越しいただければ紙でお渡しいたします。

また、認証制度の対象となる新製品を開発する際の材料費や、製作費を補助する制度もございます。ぜひご利用ください。

岡谷シルク商品開発促進支援事業補助金交付要綱

岡谷シルク商品開発促進支援事業補助金認定申請書添付書類

 

▲オール岡谷産 岡谷シルクブランド認証製品

  • お問い合わせ先
    岡谷市役所ブランド推進室(岡谷蚕糸博物館内) 岡谷シルクブランド協議会事務局
    電話:0266-23-3489
    E-mail:brand@city.okaya.lg.jp

【滞在型ワークショップ 参加者募集中】 シルクのまち岡谷で織り・染めワークショップ(WS)に参加しませんか?

長野県岡谷市は、諏訪湖と八ヶ岳を望む雄大な自然環境を楽しめる風光明媚な都市です。

また、製糸業で日本の近代化に大きく貢献したことで知られ、市内には岡谷蚕糸博物館をはじめとした文化施設、諏訪湖畔公園などの観光名所があります。

岡谷市で、週末などの余暇を利用し、シルクの織り・染め体験に参加してみませんか。

体験場所は、国登録有形文化財である旧山一林組製糸事務所(大正10年建築)。歴史を感じられる趣ある雰囲気の中で、機織り、草木染体験による非日常的な時間をご提供します。

 

 

◉岡谷シルク旅する機織り体験2025

 

岡谷シルクを体験できる人気の機織りワークショップ、本年度の募集が4月19日(土)よりスタートしました。

本年度は、「シルクの半幅織りを織る」コースと「信州の草木で絹糸を染めてストールを織る」コースの2つをご用意しております。

内容と日程は、下記をご覧ください。

 

みなさまのご応募を、心よりお待ちしております。

 

■詳細/お申込み

SHIKI オンラインストア

http://shiki-silk.stores.jp

 

■体験場所

「きぬのふるさと岡谷絹工房」

岡谷市中央町1-13-17 旧山一林組製糸事務所内

※岡谷駅から徒歩9分、無料駐車場あり

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◉ワークショップ内容

 

【シルクの半幅を織る】

 

自分だけのオリジナルな半幅帯を織るコースです。

緯(よこ)糸は、何色かの中から選んでいただけます。

おしゃれに気軽に着物を楽しみたい方や、ゆっくりと機織り体験をしてみたい方におすすめのコースです。

 

■募集日程

1. 2025年5月17日(土)~2025年6月10日(火)

2. 2025年6月14日(土)~2025年7月8日(火)

3. 2025年7月12日(土)~2025年8月5日(火)

4. 2025年8月23日(土)~2025年9月16日(火)

5. 2025年9月20日(土)~2025年10月14日(火)

6. 2025年10月18日(土)~2025年11月11日(火)

7. 2025年11月29日(土)~2025年12月23日(火)

 

※対象期間中の火曜日、土曜日、日曜日(9:30~15:30)はフリーパスで通えます。

 

■料金:¥48,000(税込) ※材料費/初日昼食・おやつ代込み

 

【信州の草木で絹糸を染めてストールを織る】

 

自分だけのオリジナルシルクストールを織るコースです。

自分で染めた緯糸を使用し、織っていただきます。

草木染も、機織りも両方楽しみたい方におすすめのコースです。

 

■募集日程〈2025年前期8名〉

1.草木染め 6月21日(土)/機織り 7月5日(土)

2.草木染め 6月21日(土)/機織り 7月5日(土)

3.草木染め 6月21日(土)/機織り 7月6日(日)

4.草木染め 6月21日(土)/機織り 7月6日(日)

5.草木染め 6月22日(日)/機織り 7月12日(土)

6.草木染め 6月22日(日)/機織り 7月12日(土)

7.草木染め 6月22日(日)/機織り 7月13日(日)

8.草木染め 6月22日(日)/機織り 7月13日(日)

 

■募集日程〈2025年後期8名〉

9.草木染め 8月30日(土)/機織り 9月13日(土)

10.草木染め 8月30日(土)/機織り 9月13日(土)

11.草木染め 8月30日(土)/機織り 9月14日(日)

12.草木染め 8月30日(土)/機織り 9月14日(日)

13.草木染め 8月31日(日)/機織り 9月20日(土)

14.草木染め 8月31日(日)/機織り 9月20日(土)

15.草木染め 8月31日(日)/機織り 9月21日(日)

16.草木染め 8月31日(日)/機織り 9月21日(日)

 

■料金:¥18,000(税込) ※材料費/昼食・おやつ込み

 

 

企画運営:TINTt株式会社/岡谷絹工房

お問合せ:TINTt株式会社 info@tintt.jp

 

春蚕養蚕体験の募集を開始します!

シルクのまち岡谷で、4万頭のおかいこさまの飼育体験してみませんか?
多くの方に、岡谷のシルク文化に触れていただけるよう、今年も春の養蚕体験の募集を開始いたします!
今年は春同様に、おかいこさまの飼育体験とシルクのはた織り体験が1日でまるっと体験できるようになりました。
市内外から、皆様のご応募をお待ちしております!

  • 募集定員:10名程度
    2025年6月15日(日) または 6月22日(日)の9:20~16:30頃まで

参加費2,000円(材料費・保険料・お茶代等を含む)

  • 養蚕体験について
    岡谷市内の桑園で桑の葉を摘み、三沢区民農園の養蚕現場にて桑やりを行います。
  • はた織り体験について岡谷蚕糸博物館にて、三沢区民農園の糸を使用したシルクのはた織り体験を行います。
    ※ 中学生以下のお子様がいる場合は、保護者様も同伴でご参加ください。
     未成年者のみのご参加は承っておりませんので、必ず保護者様の同伴をお願いいたします。
  • 事前説明
    各参加者に、事前説明資料の配布を予定しております。ご自宅でご確認ください。

●募集方法
メール、電話、いずれも受付可能です。
募集の際に、お名前(漢字)・お電話番号・生年月日に加え、
養蚕体験現場の希望日6月15日(日)or 6月22日(日)をお伝えください。

↓詳細は下記のリンクからご確認ください!

養蚕体験お申込みについて